大腸がん治療と人工肛門

大腸がんの手術療法では、肛門を人工肛門(ストーマ)を付けることがあります。この場合は、腫瘍の切除が難しい場合や、腸がつまり腸閉塞を起こしている場合、直腸がんで摘出が肛門付近である場合、他の理由で肛門を切除しなければならない場合があます。
 

人工肛門には一時的人工肛門と永久的人工肛門とがあります。一時的人工肛門は大腸がんの治療で便を一時的に通らないようにする場合や、肛門付近にあるがんを切除するために行います。
 

肛門付近にあるがんを切除する場合や腸閉塞を起こした場合に、腸管を縫合して治療しますが、この時の感染症予防のために、一時的に本来の肛門(自然肛門)を閉鎖して人工肛門を使います。その後感染症の心配がなく安全性が確認できれば、縫合した自然肛門に戻します。
 

大腸がんの治療では、自然肛門を除去しなければならない場合があって、この場合は直腸から肛門までを除去して、永久人工肛門を付けます。この場合の人工肛門は、これまでの自然肛門とは別に便の排出口を作ります。
 

具体的には、腹部より皮膚の外に1≠Qcmほど腸管を出します。この管理法には、腸管にビニール袋を付けて、便が溜まったら処分するパウチ法と、人工肛門からお湯を流して大腸の中を洗浄する、洗腸法があります。このように人工肛門に切り替えた場合、食事や入浴には注意が必要ですが、その他にも生活面でさまざまな制約が起きます。ォ
 

大腸がんの治療で人工肛門を付けなければならないような場合は、排便機能を出来る限り残す括約筋温存手術など、さまざまなことが検討されます。
 

しかし、自然肛門を温存することで、より排便が困難になり、排便のコントロールができないことがあります。特に高齢者については、積極的に人工肛門が選択されています。

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