肝臓移植

がん治療の1つが臓器移植です。進行性の肝臓がんへのがん治療の最終手段が肝臓移植です。日本では、1997年に臓器移植法が施行されています。
 

1989年からは血縁者等が肝臓の一部を提供する生体肝移植が行われています。臓器移植法が施行後も脳死肝移植の数は少なく、生体肝移植の数は増加しています。
 

現在では生体肝移植には保険適用ができます。日本での肝臓移植の対象となる症例を紹介します。
 

・先天性肝・胆道疾患
生まれつき、胆道が全部もしくは一部が閉鎖している先天性胆道閉鎖症や胆管が膨らんでいる先天性胆道拡張症など。
 

・先天性代謝異常症
生まれつき細胞の中の代謝がうまくいかない病気。
代謝異常のため、余計な物質がたまって、逆に不足して発育障害など様々な障害がでてきます。
 

・劇症肝炎
肝細胞が壊れ、肝臓機能が急速に損なわれる病気です。
 

・原発性胆汁性肝硬変症
慢性炎症によって肝臓の中の細い胆管が壊され、胆汁が流れが悪くなって、肝臓内に胆汁が停滞して起こります。肝硬変と名がついた病気ですが、必ずしも肝硬変にはなりません。
 

・原発性硬化性胆管炎
慢性炎症で太い胆管が細くなり、胆汁の流れが滞り、最終的には肝不全や肝硬変になってしまいます。
 

・Budd-Chiari(バッド・キアリ)症候群
肝静脈や肝部下大静脈の閉塞で肝臓から出る血液の流れが悪くなり、門脈(腹部臓器から血液を集め肝臓に運ぶ血管)の圧力が上昇する疾患。
 

・肝硬変
慢性の肝障害が進行し、肝臓が硬くなって機能が低下する疾患。
 

・肝細胞がん
肝硬変や慢性肝炎の患者におこり、肝硬変の進行を示唆する。

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